「2023-09-30 メーカー横断 プロダクト ポートフォリオ比較」の版間の差分
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C8300 | C8300 | ||
|ASR900 | |ASR900 | ||
NCS5500 | |||
NCS5700 | |||
|ASR1000X | |ASR1000X | ||
C8500 | C8500 | ||
46行目: | 48行目: | ||
| - | | - | ||
| - | | - | ||
| | |ACX5048 | ||
ACX5096 | |||
|MX80 | |MX80 | ||
MX204 | MX204 | ||
67行目: | 70行目: | ||
| - | | - | ||
|ACX4000 | |ACX4000 | ||
ACX5448 | |||
|ACX5000 | |ACX5000 | ||
MX304 | MX304 | ||
MX480 | MX480 | ||
MX10004 | |||
|MX960 | |MX960 | ||
84行目: | 89行目: | ||
* Catalyst : C8200 , C8300 , C8500 | * Catalyst : C8200 , C8300 , C8500 | ||
* Cisco 8000 と数字がカブるだろ ! いい加減にしろ ! (biim 兄貴風に) | * Cisco 8000 と数字がカブるだろ ! いい加減にしろ ! (biim 兄貴風に) | ||
==== ISR800 / 900 (C892J , C921J) ==== | |||
* 特別なハードウェアを搭載せず、Classic IOS が動作する | |||
** VPN は追加モジュールを搭載する場合がある | |||
* Cisco のブランチ (拠点) 向けルータ | |||
* C921J はついに x86 CPU を搭載した | |||
* J がつくと日本向けの特別バージョンになる | |||
==== ISR4000 ==== | ==== ISR4000 ==== | ||
* ASR1000 の QFP | * ASR1000 の QFP をソフトウェア実装で動作させるアーキテクチャを持ち、IOS-XE が動作する | ||
** CPU コアを IOS-XE の動作するコントロール プレーンと、QFP エミュレーション用のデータプレーンに振り分けている | |||
* 他のソフトウェア転送系ルータと異なり、帯域幅が保証されるように動作する | |||
==== ASR900 / 920 ==== | |||
* Cisco 独自 Carrior Ethernet ASIC 搭載 <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/routers/asr-920-series-aggregation-services-router/datasheet-c78-733397.html Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Routers: High-Port-Density Models Data Sheet] | |||
Major Differentiators | |||
Powered by the Cisco Carrier Ethernet ASIC</ref> で、IOS-XE が動作する | |||
** MPLS / VPLS などキャリア向け機能が充実 | |||
** 前世代の ME3400 / 3800 も、IOS でこの ASIC を搭載していた | |||
* 携帯の基地局と拠点をつなぐ、モバイル バックホールなどに使用される | |||
** 無線 LAN でいう PoE アクセススイッチの位置づけ | |||
==== ASR1000 / -X ==== | ==== ASR1000 / -X ==== | ||
* Quantum Flow Processor (QFP) | * Cisco 独自 Quantum Flow Processor (QFP) 搭載、IOS-XE が動作する | ||
* エンタープライズでセンターの VPN 装置や、キャリアの NAT 用途などで使用される | |||
==== NCS5500 ==== | |||
* マーチャントシリコン搭載、IOS-XR が動作する | |||
* NCS5504 , 5508 , 5516 は Nexus9500 とシャーシを共通化している | |||
==== ASR9000 ==== | ==== ASR9000 ==== | ||
* Cisco 独自 Network Processor を搭載し、IOS-XR が動作する | |||
* 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載 | * 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載 | ||
106行目: | 140行目: | ||
==== ACX ==== | ==== ACX ==== | ||
* | * マーチャントシリコンを使ったルータで、Junos が動作 | ||
* Cisco NCS の対抗馬 | |||
* ACX4000 : MX80 のシャーシを改造したような見た目 | |||
==== MX ==== | ==== MX ==== | ||
* Juniper | * Juniper 独自 Trio チップセットを使ったルータで、Junos が動作 | ||
* | * Cisco ASR の対抗馬 | ||
* Juniper のルータで、'''最も機能が充実しているのは Trio 搭載の MX''' となる | |||
* 最新は Trio 6 世代の MX304 , MX10004 , MX10k LC9600 ラインカード <ref>[https://blogs.juniper.net/en-us/service-provider-transformation/juniper-introduces-new-trio-6-based-mx-portfolio Juniper Introduces New Trio 6-based MX Portfolio]</ref> | |||
==== PTX ==== | ==== PTX ==== | ||
* Express | * Juniper 内製の Express 系シリコンを使用しており、'''機能の充実よりも速度にフォーカス''' <ref>[https://blogs.juniper.net/ja-jp/japanese-blog/choosing-a-silicon-architecture-its-all-about-finding-the-right-tool-for-the-job-jp シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要] | ||
'''Juniper Trio 6 – 未知の要件向け''' | '''Juniper Trio 6 – 未知の要件向け''' | ||
178行目: | 216行目: | ||
|EX4200 | |EX4200 | ||
EX4400 | EX4400 | ||
EX4500 | EX4500 | ||
2022年10月9日 (日) 11:00時点における版
ネットワーク機器メーカーの製品が、どのセグメントに位置するのか書き出してみました。
全部書き出すと煩雑なので、メジャーな機種だけ。End of Sale が確定した機器を旧世代としています。
ルータ
ブランチ | ローエンド | メトロ | ミッドレンジ | ハイエンド | |
---|---|---|---|---|---|
Cisco ISR / ME / ASR
旧世代 |
C892J | ISR4200
ISR4300 ISR4400 |
ME3400
ME3800 |
ASR1000 | ASR9000 |
Cisco ISR / NCS / ASR
現世代 |
C891FJ
C921J |
C1100
C8200 C8300 |
ASR900
NCS5500 NCS5700 |
ASR1000X
C8500 |
ASR9900
Cisco8000 |
Juniper MX / PTX
旧世代 |
- | - | ACX5048
ACX5096 |
MX80
MX204 MX10003 MX10016 |
PTX1000
PTX3000 PTX5000 PTX10008 PTX10016 |
Juniper ACX / MX / PTX
現世代 |
- | - | ACX4000
ACX5448 |
ACX5000
MX304 MX480 MX10004 |
MX960
MX2000 PTX |
Cisco ISR / ME / ASR
最新世代のルータは、スイッチのブランド名だった Catalyst を名乗りだしたので要注意。
- Catalyst : C8200 , C8300 , C8500
- Cisco 8000 と数字がカブるだろ ! いい加減にしろ ! (biim 兄貴風に)
ISR800 / 900 (C892J , C921J)
- 特別なハードウェアを搭載せず、Classic IOS が動作する
- VPN は追加モジュールを搭載する場合がある
- Cisco のブランチ (拠点) 向けルータ
- C921J はついに x86 CPU を搭載した
- J がつくと日本向けの特別バージョンになる
ISR4000
- ASR1000 の QFP をソフトウェア実装で動作させるアーキテクチャを持ち、IOS-XE が動作する
- CPU コアを IOS-XE の動作するコントロール プレーンと、QFP エミュレーション用のデータプレーンに振り分けている
- 他のソフトウェア転送系ルータと異なり、帯域幅が保証されるように動作する
ASR900 / 920
- Cisco 独自 Carrior Ethernet ASIC 搭載 [1] で、IOS-XE が動作する
- MPLS / VPLS などキャリア向け機能が充実
- 前世代の ME3400 / 3800 も、IOS でこの ASIC を搭載していた
- 携帯の基地局と拠点をつなぐ、モバイル バックホールなどに使用される
- 無線 LAN でいう PoE アクセススイッチの位置づけ
ASR1000 / -X
- Cisco 独自 Quantum Flow Processor (QFP) 搭載、IOS-XE が動作する
- エンタープライズでセンターの VPN 装置や、キャリアの NAT 用途などで使用される
NCS5500
- マーチャントシリコン搭載、IOS-XR が動作する
- NCS5504 , 5508 , 5516 は Nexus9500 とシャーシを共通化している
ASR9000
- Cisco 独自 Network Processor を搭載し、IOS-XR が動作する
- 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載
Juniper ACX / MX / PTX
Juniper のブランチ・ローエンド ルータは、日本市場では売られていないと思われる。
代わりに SRX のブランチ系でカバーしている気が。
あと MX204 / MX10003 は何ですぐ EoS で死んでしまうん・・・
ACX
- マーチャントシリコンを使ったルータで、Junos が動作
- Cisco NCS の対抗馬
- ACX4000 : MX80 のシャーシを改造したような見た目
MX
- Juniper 独自 Trio チップセットを使ったルータで、Junos が動作
- Cisco ASR の対抗馬
- Juniper のルータで、最も機能が充実しているのは Trio 搭載の MX となる
- 最新は Trio 6 世代の MX304 , MX10004 , MX10k LC9600 ラインカード [2]
PTX
- Juniper 内製の Express 系シリコンを使用しており、機能の充実よりも速度にフォーカス [3] している
キャンパス スイッチ
レイヤ 2 | レイヤ 2 / 3 | レイヤ 3 | |||
---|---|---|---|---|---|
ローエンド1 | ローエンド2 | ローエンド3 | ミッドレンジ | ハイエンド | |
Cisco Catalyst
旧世代 |
WS-C2960L | WS-C2960X
WS-C2960XR |
WS-C3650
WS-C3850 |
WS-C3850X
WS-C4500-E / -X |
WS-C6500
C6800 |
Cisco Catalyst
現世代 |
C1000 | C9200L
C9200 |
C9300L
C9300 |
C9300B
C9300X C9400 C9500 |
C9500H
C9500X C9600 C9600X |
Juniper EX
旧世代 |
- | EX2200
EX3300 |
EX3200 | EX4200
EX4400 EX4500 EX6200 |
EX8200
EX9251 EX9253 |
Juniper EX
現世代 |
- | EX2300 | EX3400 | EX4300 | EX4600
EX4650 EX9200 |
Cisco Catalyst
2022 年は Catalyst 9300 , 9400 , 9500 , 9600 に X シリーズが登場した。
ASIC に UADP 3.0 や Silicon One Q200 を積んで、高速化 + 次期モデルの不具合を露払いか。
Juniper EX
Juniper はあまり自信がない。数字でどれが旧製品なのか見分けづらい・・・
L2 / L3 でプロダクトの作り分けをせず、ライセンスで分けている。
L3 機能を使っても commit で warning が出るだけなので、自宅ラボ用ではなかなか良い。
- EX2200-C で確認
データセンター スイッチ
用途 | ToR | Leaf | Spine | Super Spine | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
速度 | 1G / 25G / 100G | 10G / 40G | 25G / 100G | 100G | 特殊シャーシ型 | 400G | シャーシ型 |
Cisco Nexus
旧世代 |
Nexus5000 | Nexus9300-EX | - | Nexus7000 | |||
Cisco Nexus
現世代 |
Nexus2000
Nexus9200 |
- | Nexus9300-FX | Nexus9332C
Nexus9336C |
Nexus9400 | Nexus9300-GX | Nexus7700
Nexus9500 Nexus9800 |
Juniper QFX
現世代 |
- | QFX5120 | QFX5700 | QFX5130
QFX5220 |
QFX10000 | ||
Arista DCS
現世代 |
DCS-7010X | - | DCS-7050SX3 | DCS-7358X4
DCS-7368X4 DCS-7388X5 |
DCS-7050X4
DCS-7060X4 DCS-7060X5 |
7280R3
7500R3 7800R3 |
Cisco Nexus
Nexus は基本的に Cisco 独自 ASIC で作られていて、たまにマーチャントシリコンの Broadcom が混ざる。(Nexus3000 とか)
あと、製品のバリエーションが多すぎて、上記の表は一部でしかない。とりあえず以下を覚えた。
Nexus2000
- Fabric Extender として動作する特殊なスイッチ
- 単体では動作せず、Nexus5000 や 9000 を親として接続すると使用できる
- ローカルシャーシ内で折り返し通信はできない [4] ため、親スイッチを経由して通信する
- このため同一ラック内のトラフィックが多いサーバには向かない
Nexus5000 / 7000
- 旧世代の Nexus BOX 型とシャーシ型
- 7000 は特殊で、F ラインカードと機能が豊富な M ラインカードが存在する
Nexus9300
- 9300-FX が一番メジャーな機種 まずこれを覚える
- Cisco LSE (Leaf Spine Engine) ASIC 搭載
Nexus9500
- 9300 のシャーシ版
Nexus7700
- Nexus7000 の後継
- 9000 シリーズでサポートしない機能も、こいつは持っている
Juniper QFX
QFX5000
- Broadcom Trident ASIC 搭載
QFX5200
- Broadcom Tomahawk ASIC 搭載
- QFX5120-48Y は Trident3 搭載で、Arista DCS-7050SX3-48YC8 とほぼ一緒
QFX10000
- Juniper Q5 ASIC 搭載
Arista
Arista のスイッチはだいたい Broadcom の ASIC で作られている。
主にスイッチ系の SX 系とルータよりの R 系があるが、TCAM のルート数は高くても 2.5M 程度まで。
DCS-7050SX3
- Nexus9300 の対抗馬 まずはこいつを覚えると良い
- Broadcom Trident 3 ASIC を搭載
リファレンス
- Cisco Nexus 9000 Series Switches Compare Models
- Nexus 9000 / Nexus 3000 シリーズの ASIC 名と該当するプロダクト
- Network switch comparison Table, including ASIC and packet buffer.
- ジュニパーネットワークス 製品カタログ
ファイアウォール
ローエンド1 | ローエンド2 | ローエンド3 | ミッドレンジ
10 - 40Gbps |
ハイエンド
40 - 200Gbps | |
---|---|---|---|---|---|
Cisco ASA
旧世代 |
ASA5505
ASA5506-X |
ASA5515
ASA5525-X |
ASA5540
ASA5545-X |
ASA5550
ASA5555-X |
ASA5585-X |
Cisco Firepower
現世代 |
FPR-1010
FPR-1120 |
FPR-1120
FPR-1140 |
FPR-2110
FPR-2120 FPR-2130 |
FPR-2140
FPR-3100 |
FPR-4100
FPR-9300 |
Juniper SRX
旧世代 |
SRX100 | SRX210
SRX220 |
SRX240
SRX550 |
SRX650 | SRX5400 |
Juniper SRX
現世代 |
SRX300 | SRX320 | SRX340
SRX345 SRX380 |
SRX550 | SRX5600
SRX5800 |
Cisco ASA / Firepower
- Firepower は FXOS / FTD / ASA が動作する
- プラットフォーム モード : FX-OS / FTD で IPS エンジンの Snort をメインに使用する
- アプライアンス モード : 旧来の ASA を OS として使うモード ほとんど ASA と同じように使える
Juniper SRX
- NetScreen Screen OS を搭載していた NS / ISG の後継で、Junos で動作する
引用
- ↑ Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Routers: High-Port-Density Models Data Sheet Major Differentiators Powered by the Cisco Carrier Ethernet ASIC
- ↑ Juniper Introduces New Trio 6-based MX Portfolio
- ↑ シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要 Juniper Trio 6 – 未知の要件向け Juniper Express 5:Juniper Express 5は、8 Tという業界最高のノンブロッキングスループットを1つのパッケージで提供します。
- ↑ Forwarding Model The Cisco Nexus 2000 Series Fabric Extender does not perform any local switching.