「2025-06-11 Interop2025 参加レポート」の版間の差分
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個人的には FW と SW がロックインされちゃうような設計は嫌 (各機器が役割を分けて、それぞれの得意な分野でメリットを出してほしい) なんですが、実際にはどうなんでしょうね。 | 個人的には FW と SW がロックインされちゃうような設計は嫌 (各機器が役割を分けて、それぞれの得意な分野でメリットを出してほしい) なんですが、実際にはどうなんでしょうね。 | ||
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メトロイーサネットや集約ルータ向け製品を Broadcom ASIC で作ってるメーカーとのこと。 | |||
OS は Junos ライクらしいので、そこが好きなら良いかも。 | |||
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トランシーバ形状でシリアルコンソールサーバが動作する製品、GS3-FP-232-GE を展示していました。 | |||
挿したスイッチのポートと IP 疎通が取れるので、トランシーバの RJ-45 と別機器のシリアルポートと接続するらしいです。 | |||
もともとスペシャル オーダーで作ってたのを、面白いので外販もしてみた、って感じらしい。 | |||
Amazon でも買えるんですが 3 万くらいしてたので、単ポートのシリアル コンソールとして、コストパフォーマンスはイマイチかなと。 | |||
=== Packet Light Networks === | === Packet Light Networks === |
2025年6月13日 (金) 10:35時点における最新版
Interop2025 に参加してきたので、写真をメインにレポートします。
目次
入場証
この入場証を印刷したやつは誰だあっ !

Janog の入場証と間違えました。。
ShowNet
いつものトポロジー図。
外接ルータに Cisco8712 や NCS57C3 ってありますね。
メーカー
Cisco Systems
Cisco8712
セミシャーシ型の Cisco8712 (8712-MOD-M) が shownet に組み込まれていました。

色々調査した URL
Cisco 8700 Series Routers Data Sheet
Cisco 8700 シリーズ ルータ ハードウェア設置ガイド
Port Assignments on Cisco 8010/8100/8200, Cisco 8700, Cisco 8608, and Cisco 8800 Platforms (Part 2)


ASIC は Silicon One K100 x1 搭載で、最大構成は 400G x 4 ポート MPA x 4 スロット、合計の最大が 6.4Tbps のセミシャーシ型。
MACsec 非対応の Silicon One に Crypto Engine を載っけてきているところがチャームポイントか ?
ルーティング エンジンは本体側搭載で、スロットは使用しない模様。MX304 の 4.8Tbps あたりが対抗馬かな。
データシートを見ても、FIB の容量が見当たらないのは非常に好かん。
8GB HBM 搭載なので、IPv4 2M は行きそうな気がするが・・・
Cisco N9300 シリーズ スマート スイッチ
実際には見てないんですが、NX-OS が動いて、John Chambers が作った Pensando Systems の DPU を載せた製品を出してたらしい。
位置づけとしては NVIDIA の Blue Field DPU Smart NIC と同じような位置づけの製品をスイッチに載せているため、ASIC よりもインテリジェントな処理をスイッチにさせたい、という機器だと理解しています。
今後は Ultra Ethernet 関連で見かけそう。
Cisco Catalyst 9350 シリーズ スマート スイッチ
現行の C9300 が 2017 年リリースなのを考えると、久々にリリースされた感がありますね。
Cisco 屋としては詳しく調べて、別記事で書こうと思います。Silicon One 搭載でだいぶスペックアップしてます。
Juniper Networks
SRX4700

長あぁぁいッ、説明不要 ! 日本のラックに収まるのかな・・・

DC 用ファイアウォールで 400G ポート搭載、FW パフォーマンスで 1.4Tbps , IPS 110Gbps , VPN 90 Gbps とのこと。

VxLAN の中身を監査できるとのこと。
QFX5240-64D
Tomahawk5 搭載 800G x 64 ポート 102.4 Tbps 搭載 AI/ML スパイン向けスイッチ。
うーん、バケモンですね。当面は 200 / 400G にブレークアウトして使いそう ?
Broadcom ASIC 搭載機は差別化が難しいと思いますが、以下の要素で違いを出していくとのこと。
- Apstra で ZTP や運用自動化、実際のトラフィックを機械学習して RoCEv2 の QoS の細かいパラメータをチューニング
SONiC の RoCEv2 だと roce enable コマンド 1 つだもんなぁ・・・
- roce enable で複数のコマンドが自動展開・適用される
A10 Networks

Thunder 1060S-AI を展示してました。AI 動作に専用 HW を搭載とのこと。
基本的にローエンド向けスループットになると思われるが、25G 搭載なあたり新しい感ありますね。
他には Non-stop DNS とかについて聞いてきました。
ACOS は DNS 権威サーバ・キャッシュサーバとして動作させられるんですが、BIND や unbound でも無い独自エンジンとのことで、脆弱性対策に良さそうです。
Fortinet
BOX 型の FortiSwitch-AXシリーズ、シャーシ型スイッチをリリース予定とのこと。シャーシ型の写真撮影は不可でしたが、Cat6800 の Fortinet 版といった趣でした。
PoE 用ラインカードもラインナップにあったので、電源が 8 発と多かったですね。2025 年内くらいのリリースだったかな。
アラクサラ買収から 4 年を経て、それぞれのブランドを有効に活用する機器をリリースできたように見えます。
フォーティネット+アラクサラブース、共同開発の高信頼スイッチを展示
個人的には FW と SW がロックインされちゃうような設計は嫌 (各機器が役割を分けて、それぞれの得意な分野でメリットを出してほしい) なんですが、実際にはどうなんでしょうね。
Ribbon
メトロイーサネットや集約ルータ向け製品を Broadcom ASIC で作ってるメーカーとのこと。
OS は Junos ライクらしいので、そこが好きなら良いかも。
GLBB Japan
トランシーバ形状でシリアルコンソールサーバが動作する製品、GS3-FP-232-GE を展示していました。
挿したスイッチのポートと IP 疎通が取れるので、トランシーバの RJ-45 と別機器のシリアルポートと接続するらしいです。
もともとスペシャル オーダーで作ってたのを、面白いので外販もしてみた、って感じらしい。
Amazon でも買えるんですが 3 万くらいしてたので、単ポートのシリアル コンソールとして、コストパフォーマンスはイマイチかなと。
Packet Light Networks
PL-8000G

800G x 10 ポートの DWDM 製品で、短距離向け 100 , 400 , 800G を遠距離規格に変換 (トランスポンダ) して、少数の芯数で遠隔拠点の DWDM 装置 (通常は同一機種) で同じように接続する。
Rackmount.it
カスタム ラックマウントキットを販売するメーカー。小型すぎる機器はラックマウント キット自体純正でなかったりするため、役立つかもしれない。



C921J 2 台をマウントできるキットを作ってくれないか聞いてみました。
手のひらネットワーク機器

わかってる人が企画しててニッコリ。
お食事
横浜に帰ってきてお夕飯食べて終了。
