「Catalyst 目的別コマンド」の版間の差分
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=== | === 保存されていないコンフィグを調べたい・変更したコンフィグの差分を表示したい === | ||
<syntaxhighlight lang="diff"> | <syntaxhighlight lang="diff"> | ||
show archive config differences nvram:startup-config system:running-config | show archive config differences nvram:startup-config system:running-config | ||
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出力された場合、設定変更したが保存を忘れている可能性があります。 | 出力された場合、設定変更したが保存を忘れている可能性があります。 | ||
=== | Cisco IOS / IOS-XE は即時反映のため、Juniper Junos の show | comapre のように | ||
候補コンフィグとの差分表示ではありません。 | |||
=== コンフィグを任意のコンフィグで置換したい・特定のコンフィグに切り戻したい === | |||
<syntaxhighlight lang="diff"> | <syntaxhighlight lang="diff"> | ||
copy running-config flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg | copy running-config flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg |
2023年4月19日 (水) 10:30時点における版
Catalyst で調査するとき、役に立つコマンドをまとめました。
レイヤ 1
リンクダウン・シャットダウンポートをリストアップ
show interfaces status | include notconnect|disabled
移行設計を行う際、空きポートを調べたい状況があります。
| include で表示を絞ることで、未使用のリンクダウン・シャットダウンのポートをリストアップできます。
レイヤ 2
未使用 Vlan か調査し、削除できるか調べたい
show mac address-table dynamic Vlan <Vlan-ID>
show running-config Vlan<Vlan-ID>
複数のポートから受信していない + SVI が無い Vlan は、L2SW として動作していないため、
no vlan で削除できます。
ただしこの判断基準は、常時通信する機器ばかりであること or MAC エージングタイムが長い場合に限ります。
trunk ポートに大量に allowed された Vlan を少なくしたい
configure terminal
vlan <Vlan-ID>
shutdown
end
vlan は 2-1001 の範囲なら、L2 レベルでシャットダウンすることが可能です。
vlan をシャットダウンすることで、trunk ポートの allowed vlan から
削除したのと同様の効果を得られ、かつ切り戻しが簡単に行なえます。
MAC アドレスが学習されていないが、削除するのが怖い Vlan で使用します。
レイヤ 3
vrf を毎回打つのが面倒なので、ログインしているセッションの vrf 自体を切り替えたい
routing-context vrf <vrf_name>
ping vrf <vrf_name> <dest_ip> などの、vrf <vrf_name> を毎回指定したくないときに使用します。
デフォルト vrf に戻るときは exit で戻ります。
WS-C3560CX 15.2(7)E7 で動作を確認、WS-C3750G 15.0(2)SE11 で未実装を確認しました。
システム
保存されていないコンフィグを調べたい・変更したコンフィグの差分を表示したい
show archive config differences nvram:startup-config system:running-config
startup-config と running-config の差分を表示できます。
出力された場合、設定変更したが保存を忘れている可能性があります。
Cisco IOS / IOS-XE は即時反映のため、Juniper Junos の show | comapre のように
候補コンフィグとの差分表示ではありません。
コンフィグを任意のコンフィグで置換したい・特定のコンフィグに切り戻したい
copy running-config flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg
configure replace flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg
事前にコンフィグを copy で保存しておき、configure replace で
コンフィグを置換することができます。
Cisco IOS CLI では no コマンドで設定を削除する必要があり、
切り戻しに手間がかかりますが、これを自動で行ってくれます。